風に舞う恋
 



俺は、愁を軽く睨みつける。
睡眠妨害もいいとこだ


「転校生って呼び方もやめろよ。
名前、聞いてなかったんだろ?」


「あ、さっき寝てたもんね…。
私、如月梨音って言うの。
よろしくね、楓真くん」


「あぁ、如月ね。
愁が面倒みてやると思うから
相手してやってくれ。
俺は、寝る!」


俺は、イヤホンを無理やり奪った。


「ったく。冷たいな」


そういうと2人はどこかに消えていった。

それからの授業は、ずっと爆睡。
1番後ろの席で窓側。
めちゃくちゃ気持ちいい席だ。



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