私の幸せ

お友達。

11月。
5ヶ月目に入りました。

今日は、美幸さんとご飯。
ゆっくりできそうな個室のあるレストランを探しました。

ご飯を食べている時、美幸さんはいろんなことを話してくれました。
妊婦した理由で、高校は辞めて今はお腹の中の赤ちゃんの父親と住んでるみたい。
「雅ちゃんの相手は?」
話の内容からして、聞かれるとは思っていたけど、やっぱりすぐには言えませんでした。
「ごめんね」
すぐに誤る美幸さん。

美幸さんには、言わないと。
「赤ちゃん達のパパは、カッコよくて優しい人です。名前は歩希っていいます。歩希は、私の幼なじみでした。でも、私が妊娠してること知らない。知らせる前に死んでしまいました」
黙ってしたう美幸さん。
暗い話はするんじゃなかったかな。

美幸さんは泣き出した。
「ごめんなさい…私全然知らなくて」
美幸さんは優しい人なんだろう。
人のことでなける心の暖かい人。

それから美幸さんには、全部話した。
妊娠期間は同じなのに、私のがすごく大きいお腹をさすりながら。
美幸さんは、私の目をずっとみて話を聞いてくれました。
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