お嬢様の秘密Ⅱ
「音立てないで!聞こえたらどうするの?」


「今さらですか?………もうジャック部屋に入っていますよ。」


「申し訳ございませんお嬢様。診察です。」


理央様が離れてくださらないから、抱っこ体勢のままジャックの診察。


「お嬢様の精神状態は安定しておられるようですね。顔色も良くなっておいでです。」


「4月入ってからそう言ってくれるわね。」


「そうですね、では理央、お好きにどうぞ。」


「では遠慮なく。」


ジャックは複雑そうな笑みを浮かべて部屋を出て行った。


「やっと出て行ったな……。」


急に胸撫でないで!


「いやん。」


変な声が出ちゃったじゃない!


「俺を殺す気ですか?」


今度は胸やうなじにキス。


その度に声が出てしまう。


「もっと聞かせてくださいよ………可愛い声を……。」


どんどん激しくなっていく。


気づいたらベッドに押し倒されていた。


「理央様………。」


やられっぱなしは悔しいから理央様の上着のボタンを外した。


そして自分から唇を奪っていった。


「真理亜………さ、ま………。」


私にキスしている間に全て脱がされていく。


あっという間に2人とも何も着ていなかった。


「今宵もあなたを堪能させてください……。」


その言葉を合図に一日中抱き合っていた………
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