お嬢様の秘密Ⅱ
泊まっていた部屋に戻り、私はワンピースに着替えた。


「あのドレス………せっかく選んでくれたのに………。」


「忘れろ、もっといいやつ買いに行こう。」


葵に慰められて心が落ち着いたような気がした。


「で、お祖父様はお仕事でイギリスに行ったと聞いたんだけど?」


「だから、仕事という理由で玲央を呼びに行ったんだよ。今日のパーティーに参加してもらうために。」


「どうして参加しなきゃいけなかったの?」


「………わしの孫だというインパクトをつけたかったんだ。お前を運べば大事にしている孫だと知らしめられるしな。」


私とお祖父様が軽い口調で話していることに驚きを隠せない他の3人。


「ユリ、真理亜と今日会ってな、後継者になる意志はないと聞いた。だからお前だ。」


「え!?………分かりました………。」


なんか急だけど………


「ユリそこ納得するのね………。」


夏菜もぽかーんとした様子で私たちを見ていた。


「………いい友人を持ったようだな………。」


お祖父様は優しい笑顔で私たちを見ていた。


「わしはもうお暇するから。またみんなで遊びにおいで?」


「はい、お祖父様。」


私たちはお祖父様を見送った。
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