お嬢様の秘密Ⅱ
次の日から俺は教室で授業を受けることになった。


休み時間になったとたん女が群がってくる。


一応クラス内に男はいるが、こちらを見て苦笑いしている。


正直...西月は綺麗だと思う。


だが....あった時から俺は西月の隣にいる子が気になっていた。




山岸莉依紗。




山岸.....。


やっぱりあれか?


休み時間に話しかけて見ることにした。


「西月さん。今から制度使いませんか?」


「....いいのですか?」


「山岸さんも一緒に。」


山岸は少し困ったように西月を見た。


「りー、あなたも一緒よ。」


「ありがとう....。ではご一緒させていただきますね。」


やっぱり遠慮がちだ。


今は3限目の前の休み時間で今日は6限まであったので残りはサボることにした。


「竜也、僕たち3人アレ使うから申請しといて。」


「畏まりました。ではお気を付けて。」


まあ竜也ならわかっていたな。


そんな顔をしていた。


「では行きましょうか。」


俺は2人を連れて校舎を出た。


-大樹side end-
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