お嬢様の秘密Ⅱ
「実は夏海さんや陽菜さんからいじめられていた人は多かったんです。」


理穂の言葉に私たちを囲んでいた人は頷いた。


「でも対抗すれば家が危ないと思うとどうしようもなくて……。」


「………見て見ぬ振りした私も同罪です。」


「特別生より一般生の子がひどくて………。」


口々に話し始めた。


「こら!いっぺんに話さない!………そうだったのね。私も標的だったから気づかなかった。」


でももう大丈夫じゃないかな。


そうであってほしい。


「ねえユリ。……生徒の人数が減ったっていう噂を聞いたけど………。」


「………実は、共犯者が多くてさ………。退学処分になったり家の財力的に通えなくなった子が多いみたいよ。」


各学年に数人はいたみたい。


志穂ちゃんにも少し火の粉が降りかかっていたみたいで広大さんがお怒りになっていた。


「昨日までのことは水に流してまた新しく関係を築いていけばいいと思わない?」


安心させるように笑ってみれば、何人かの男の子が鼻血を出していた。


顔が赤くなった子もいて……。


最近風邪流行ってるのかな………?


「………この天然。」


夏菜が何やらボソッとつぶやいたけど気にしないでおこう。


「皆さん、そろそろ座りませんとまずいですわよ?ほら、ユリこっち。」


笑顔を貼り付けた夏菜に圧倒されて急いで各自の席に座っていった。
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