お嬢様の秘密Ⅱ
朝起きてびっくりした。


え、なんで私何も着てないの!?


葵に腕枕されているしさ………


「起きたか?」


「葵………これどういうこと?」


「………まさか何にも覚えてないのか?」


「チョコレート食べたところまでは覚えてるんだけどあとは何も。」


「………お前がかなり大胆に誘ってきたから………つい…………。」


腕に力を入れて私を抱きしめた。


「酒飲むな。いいな?」


「………分かった。」


なんでだろう?


「お前の林檎ちゃんは何度触っても気持ちいいな………。」


「………///変態!揉まないでよ………。」


「……お前は昨日服脱いで上半身裸で抱きついてきたんだぞ。もう拷問だったんだけど?」


私そんなことしたの!?


葵にされるがままになりながら私は頭を抱えていた………。








「分かった。ユリにはジュースしか出さんように最善の注意を払おう。しかし部屋のチョコで酔うとはな………。」


「あれ置いたの会長だったんですか。」


「お前たちを呼んでやるなりなんなり好きにすればいいと思ってな。あれは差し入れのつもりだったんだがまさかの媚薬だったか。」


玲央も夏菜も眠たそうだったから同じことしていたんだな………。


「さあ、そろそろ戻らんと真理亜が寂しがるだろうし。」


真理亜様は年越しもフラワー宮だって言ってたし。


「そうだよね。戻りましょう。」


帰りもプライベートジェットで学園に戻った。
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