シンデレラ契約

扉を開くと、やたら広い部屋

そこには、奥に年配の男、前に若い男

若い男が
「詩織お疲れ様」
愛おしそうに話しかける

この若い男こそが、ウィリアム・ターナー私の婚約者
世界的貿易会社『ラルク』社長であり、世界的スポーツ商品会社『WLS』の創設者

天才的な経営能力と見惚れるルックスから、世界中から注目されている

その完璧な男の婚約者…だからこそ私は『シンデレラ』そう呼ばれる

『シンデレラ』に王子様は必要不可欠だから

そして奥の男。チャールズ・ターナー
ウィリアムの父親であり、ターナー家の当主、そして『ラルク』の会長

私をシンデレラにした男



< 7 / 13 >

この作品をシェア

pagetop