運命だと初めて信じた恋。
「別れようって」
「え?」

昼休み。
私は美由紀に突然別れということを告げられて
頭が真っ白になっている。

「竜也が別れようって」
「何で…?」

私の目に涙が浮かぶ。

「部活に集中したいけって言いよった」
「はっ…部活?そんなこと…」

私は悔しさがこみ上げてきた。

そして涙がどんどん溢れてくる。
無意識に涙が溢れ出して止まってくれない。

「沙夜加?竜也がね?放課後自分で言いたいって」
「なんでわざわざもう一回聞かなきゃなんないの?…やだよ」
「嫌かもしれないけど!逃げないでちゃんと竜也の気持ち聞いてあげな!」
「…」

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