運命だと初めて信じた恋。
「ねぇねぇ！美由紀！！！」
「えっ？びっくりするなぁ。もう」
「ちょっと！あの人かっこいいって！見て！」
「え？どれ？」

私はすっごく顔がタイプの人がいて、テンションがあがっていた。

「ほら！あそこの！」
「あー。わかったわかった」
「んもー、ほんとにやばいって！」
「話しかける？」
「はっ？！いやいやいや！むりむりむり！」
「美由紀が話しかけてあげるけん」

私は昔から人見知りで話しかける勇気なんかあるわけもなく、、
人見知りをしない美由紀は迷わず彼に近づいていく。

私は1人で残されるのもいやで渋々美由紀に着いていくことにした。

だけど恥ずかしいから、私は美由紀の
後ろに隠れるようにしていた。

近くで見ると余計にかっこよくて、
私の心臓はうるさいくらいに高鳴っている。

ついに彼の目の前に来た美由紀は話しかけた。

「ねぇ」

そう声をかけると彼が振り向く。

「どこの中学？」
「○○中です。」

美由紀はどんどん話しかける。

「何年？」
「中２です」
「そっか。ありがと！ごめんね」

彼の声、笑顔…
私はつい見惚れてしまっていた。

心臓はずっとドキドキいっている。

こんなにドキドキしたのはきっと初めてだよ。

どうしよう…彼の事が頭から離れない。

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表紙・目次

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