運命だと初めて信じた恋。
「よしみんなもらったかー?みていいぞ!」

ドクン…ドクン…

…村上…村上沙夜加…

…村上沙夜加…。


…あ!あった!
一組だ!

私は自分の名前が見つかると
奈々子の名前を探した。

秋吉奈々子…秋吉…

やった!同じクラス!

私は奈々子の方を見る。

奈々子は口パクでやったね!とにっこりしながら言った。
私も満面の笑みで奈々子に返す。

「一組こっち!二組真ん中!三組こっち!ならべー」

先生が声を張っていう。

私は移動の時、すぐに奈々子の元へ向かった。

「奈々子!やったね!一緒のクラス!」
「ホント!予想当たったね!」

私たちは喜び合ってから
自分の所に並び、座った。

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