同い年の恋人 3



あんなに自信満々で試合に出れると言ってたのに…
やっぱり世界はレベルが違うんだね。


その日を境に幹生との電話も変わって来た気がする。


電話の回数はもちろん減ったし 時間も少なくなった。


そんなあるとき


「オレバスケ辞めようかな!」


と、言った幹生の言葉にあたしはキレた。


今さら辞めるだなんて
何のために 今まで離れ離れになって寂しいのに我慢したか…


今までの彼女と続かなかったのは バスケのせい


一にバスケ・二にバスケそして やっと三が彼女のあたし


なのに そのバスケを辞めようだなんて 甘えてる!


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