REAL-リアル-
桜に向かって優しく微笑む


その笑顔はどこか懐かしいような・・・

心のなかが温かくなるような気がした









時が止まったように見えた




誰だ?




って言っても
入学したばっかだし

しらないのも
そりゃそうか








「っいおーい」



はっ

現実に戻された





智かよ




「竜
置いてくぞ」



いつの間にか智が俺の前にいた




「ちょっ」


俺は走って智の元へ駆けつける



振り返ると
桜の子は
居なくなっていた
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