REAL-リアル-
「じゅーん」
朱莉も朱莉で・・・
電話中に・・・


「あっ朱莉!ごめんね。また電話する!うん、ばいばい」


電話の相手は誰なんだろう・・・

やっぱ
彼氏か


「今のだれー!?
もしかして・・・彼氏が出来ちゃったとか?」

ナイス朱莉ー!



聞かないでほしいけど
聞きたい



「違うよー
友達!!」


「ほんとに?」
「うん」
「彼氏できたら朱莉に報告するから!!」
「よかった!
あっ純ってどこに住んでる?」



「あたしは・・・森里駅で降りるよ!」

「森里?じゃああたしの降りる駅の一つ前かな」


同じ地域じゃないのか・・・




「智ー」
「あ?」


「バスケどこでするの?」
「〇〇体育館!って言っても純ちゃん分かんないよね・・・」



「うん・・・」
顔が暗くなる


「じゃあさ山下駅に集合は?」
智も朱莉も桜ちゃんも納得した顔だ


我ながらいい提案なんじゃ・・・

「じゃあ純があたしたちの駅に来るんだね」

「うん!」



うん
我ながらいい提案だ!!

まー
俺たちの駅に桜ちゃんに来てもらうだけだけど



日曜日が楽しみになってきた
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