REAL-リアル-
日曜日・・・




俺は朝早く起きて
何を着るか迷っていた



バスケって
微妙だな・・・



ジャージか私服か?

バスケだしジャージか・・・


俺は
お気に入りの黒いジャージを着て
髪をセットした

「いや・・・
結ぶべきか?」

俺は少しだけ髪が結べる
邪魔なんだよな・・・

まー
持って行くか


他にも
ボールとタオル、財布をもって出た


俺は一番乗りで駅に着いた






「バカップルかよ」
相変わらず・・・

ふうー

と一息ついた



「なにそれー」
朱莉が怒った

「おい竜!」
智も怒った

なんだこいつら
笑える



「あっ!!」

朱莉が思いついた
と言わんばかりの顔をしている

「智と竜さ
先に体育館に行って場所取りしてきてくんない?」


「は?」

なんで俺?

「だってぇー
もし体育館開いてなかったら純に申し訳ないじゃん!!」

じゃあ
なんで俺はここにいるんだ?

「さー!
早く行った行った!!」



俺は背中を押されてしぶしぶ体育館へ向かった



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