ショートコメディの世界



会社の応接室がある五階から一階のロビーへと降りるエレベーターの中……全田一は、ふぅと安堵の息を洩らしていた。


「まさか、あんなに大騒ぎになるとは……
しかし、彼等はやはり素人だな。
あらゆる可能性を網羅しなければ、真犯人には辿り着けないという事だ!」


そう呟くと全田一は、自分しかいないエレベーターの密室で本日二発目の屁を思いっきりこいた。



ぶう~~~っ!













この時、すでに何名かの来客がロビーでそのエレベーターの到着を待っているとも知らないで………



END



.
< 24 / 37 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop