ショートコメディの世界
会社の応接室がある五階から一階のロビーへと降りるエレベーターの中……全田一は、ふぅと安堵の息を洩らしていた。
「まさか、あんなに大騒ぎになるとは……
しかし、彼等はやはり素人だな。
あらゆる可能性を網羅しなければ、真犯人には辿り着けないという事だ!」
そう呟くと全田一は、自分しかいないエレベーターの密室で本日二発目の屁を思いっきりこいた。
ぶう~~~っ!
この時、すでに何名かの来客がロビーでそのエレベーターの到着を待っているとも知らないで………
END
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