氷と炎の関係性
 「リリア様、会議お疲れ様です」

 会議室を出たところにライクがいた。

 「アーロンさんは?」

 「アーロン様は、リリア様の顔が見たかっただけだからと、お帰りになられました」

 本当に顔を見に来ただけだったのね・・・。



 「私はこれから仕事が入っているのですが・・・」

 「??」

 「リリア様、部屋に入っていてくださいね?」

 ?なんでだろう。

 「なん・・・」

 「なんでもです。お願いしますよ?」

 いつもは遠慮がちなライクが念を押すように言ってくるもんだから聞かざるを得ない。

 「わ、わかったわ・・・」



 私の返事を聞くとライクは、長い廊下を歩いていった。
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