もう、ひとりにしない。

Five,Second round



「ソニー、あなたと住むために建てた家だから。、、、ここがあなたの部屋。」

窓を開ける。

気持ちのよい風が室内に入ってくる。

彼を見るとなんと言ったらいいかわからないような顔をしている。

「もし、、、もし、俺が死んでたらどうしたんだ?」

「ふふっ。そのときはあなたの思い出と生きていくつもりだったわ。、、、ねえ、ここから見える景色、なかなかいいでしょ?あなたが喜んで」

後ろから彼がそっと抱きしめてきて、あたしは口を閉じた。
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