昔の風
その日は彼女の誕生日で、俺はとびきりのプレゼントを渡そうと決心していた。
待ち合わせの時間まで一時間。あと三十分後には家を出なければならないのに、朝から思うように体が動かなかった。
頼む。今日は大事な日だ。二三日前から風邪をひき、ようやく昨日市販の風邪薬を飲んだが間に合わず、こうして熱を出してしまった。
それでも今日は絶対彼女に会いたい。
「ねぇ、顔色が悪いみたい。大丈夫?」
顔を見てすぐに彼女が俺の異変に気が付いた。
「大丈夫。昨日も残業だったからそのせいだよ」
「でも……」
彼女が心配そうに俺をみつめる。
「大丈夫だ」
そう言って彼女の手を握りしめた。彼女だけが俺を癒してくれる。これからの人生を共に歩いていくのはこの人しかいない。
今日プレゼントを渡し、一生に一度の告白をした後、彼女の胸で眠りたい。
待ち合わせの時間まで一時間。あと三十分後には家を出なければならないのに、朝から思うように体が動かなかった。
頼む。今日は大事な日だ。二三日前から風邪をひき、ようやく昨日市販の風邪薬を飲んだが間に合わず、こうして熱を出してしまった。
それでも今日は絶対彼女に会いたい。
「ねぇ、顔色が悪いみたい。大丈夫?」
顔を見てすぐに彼女が俺の異変に気が付いた。
「大丈夫。昨日も残業だったからそのせいだよ」
「でも……」
彼女が心配そうに俺をみつめる。
「大丈夫だ」
そう言って彼女の手を握りしめた。彼女だけが俺を癒してくれる。これからの人生を共に歩いていくのはこの人しかいない。
今日プレゼントを渡し、一生に一度の告白をした後、彼女の胸で眠りたい。