あなたと

私とお姉ちゃんは駅前の最近できたばかりのカフェに入り、お茶をしてお店を出た。

「結構降ってきたね。
早く帰んないと。」

外はドシャ降りだった。

私達はいつも私が道路側、お姉ちゃんが内側で並んで歩くクセがある。

するとー…パッパーとクラクションの音が聞こえてきて、お姉ちゃんが、「莉希危ないっ!!」と私の体を突き飛ばした。

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