モカブラウンの鍵【完結】
それから1週間、俺は目につくジュエリーショップを片っ端から当たった。


人生で一度もジュエリーショップ何て入ったことない。

その時点で、全ての店が入りにくかった。


どのジュエリーショップも作りは大体同じ。

出入り口の両脇にショーウィンドーがある。

中に入れば、背の低いガラスケースの中に宝石が綺麗に陳列されている。

要は無駄がない。


逆に手頃な値段のアクセサリーが売っている店はどうなってるんだろう。


次にファンシーショップのようなアクセサリーのお店に入った。

幾つか回っているうちに、何となく見えてくる。

取り敢えず、自分の案を書類にまとめた。

< 31 / 300 >

この作品をシェア

pagetop