クールな彼と恋愛中
2人で、ドアの横に座る。
えっと...、デートに誘ってもいい雰囲気かな...?
誘ってみようかな。
...当たって砕けろだ!
「あのっ...、川野くん?」
「...何?」
少し不機嫌そうな顔で、川野くんが返事をする。
何か怖いけど...、言わなきゃ、ね。
「で、デート...、行きませんか......?」
私がそう言うと、川野くんは、一瞬ものすごく驚いた顔をした。
うぅ...、は、恥ずかしい.........。
恥ずかしさのあまり、私は俯いてしまった。
「...ん、いいけど」
「えっ、いいの!?」
顔を上げると、川野くんは、微妙に微笑んでいた。
ほんっとに、微妙だけどね。