クールな彼と恋愛中




「えっ、いつ?何時?」




「次の日曜の、午前10時。これでいい?」




私の質問にも、ちゃんと答えてくれる川野くん。




日曜日...、何もなかったよね。





「うん!楽しみだなー......」




「...俺も」




...はいぃ?


今、何て言いました?




た、楽しみ、って.........




「川野くんも楽しみ!?」




「...悪いかよ」




「いえ、全然っ!むしろ嬉しい!」




楽しみにしてたの、私だけじゃなかったんだ!



なんか嬉しいな~...。





「...俺、教室戻る」



そう言って、川野くんは、屋上から出て行った。





今のって...、照れ隠しだよね?




顔、赤かったもん!




はぁ~...、デート楽しみだなぁ......。





「...って、あれ?」





デートって...、どこ行くの?




大切なこと、聞くの忘れたー......。




私って、本当にバカだ。




改めて、そう思った。




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