臆病な恋心~オフィスで甘く守られて~
寝る前にまた航平の笑顔が浮かんできた。麻由子の心はふんわり温かくなる。


明日の朝は挨拶してみようかな…。今日少しでも話が出来たことが、麻由子の心境に変化を与える。

見ているだけでなく、話がしたい。近くで笑顔が見たい。


人は少しずつ欲が出てくるものである。麻由子だって、例外ではない。

見るだけでなく言葉を交わす。その後は、言葉を交わすだけでなく、二人だけで食事がしたくなる。食事のあとは素敵なバーでグラスを傾け、麻由子の首も航平に傾ける。

欲望は限りない。

想像しきれない欲望…。


求めすぎてはいけないけど、挨拶するくらいなら何も問題はないはず。

麻由子は小さな決心をした。
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