貴方を愛した
あたし「こんな体 もうやだ

雅樹と ずっと一緒にいたい

なのに それができなくて

もどかしいよ!」

雅樹があたしを

きつくだきしめる

雅樹「俺は

どんな 結羽奈も好きだ

それは 永遠にかわらない!

どうしたら

信じてくれる?」

うあああんと声をあげて

泣き出した

雅樹「あんまり泣くなよ

体に障る

大丈夫だ!

俺は 結羽奈と

どこまでも一緒だから

例え 体は離れてても

心は 一緒だから

いつも どんな時も

離れることはない!

誓ってもいい!

もう泣くなよ」

まぶたにキスをしてくれる

頬をつたう涙も

キスでぬぐってくれる

それは とても優しいキスで

あたしは泣くのをやめた

雅樹「ごめんな

俺の健康を分けてあげられたら…」

あたし「…不安なの

自分の未来が見えないの」

雅樹「未来永劫 俺達は

一緒だ

今が未来につながるんだ

どんな結羽奈も好きだ

受けとめてみせる

守りとおす」
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