貴方を愛した
雅樹「じゃあ 俺の試験結果も

知ってる?」

あたし「ん~ん

それは 笹賀先生がしてる

ありえないけど

不正があったらいけないから

ノータッチだよ」

雅樹「良かった~」

あたしはキャラキャラと

わらいながら

「そんなに 悪いの?」と聞く

雅樹「笑いすぎだろ

可哀想な俺」

雅樹はいじけた

あたし「ごめんごめん

もう笑わないから

元気だして」

雅樹「…」

あたし「雅樹?」

雅樹「もうすぐ桜が咲くな…」

あたし「?」

雅樹「結羽奈…

花見にいかないか?

譲さんの許可がでれば…だけど…」

あたし「行きたい 行きたい!」

雅樹「俺、毎年 行ってんだ

夜桜が好きでさ

ベストスポットがあるんだ

展望台から

海が見えて タンカーの灯りも

綺麗なんだぜ?」

あたし「ホント?

連れてって!」

雅樹「許可がでたらな」

あたし「明日 譲さんに聞いてみる」

雅樹「いや

俺が聞くよ

注意しなきゃいけない事も

あるだろうから

それも含めて聞いとく」

あたし「うん!

楽しみにしとく」



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