不良校サバイバル~イケメンたちとtrouble days~
「光っ…」
「紗雪、無事だった!?」
あたしの顔を見ると、安心したようにギュッと身体を抱きしめる光。
いつもみたいに語尾が伸びてないし、心配してくれたんだ…。
「多分、アイツらだな」
感動の再会?を果たしたところで、光の横に立っていた梶先輩が腕を組んで呟いた。
「きもだめし途中に棗に“助けてください”って言いに来た連中だろ?」
「おそらく、梶先輩のファンの生徒が無条件にペアを組んでいた水瀬に妬いたってことでしょ」
それに対して総也と稟が続けて言った。
これをやったのは、生徒だったの…?
な、何だ。そうだったんだ…。
そうだよね。ドアが勝手に動くとか、有り得ないし…。
あの変な看板も、その子たちが作った別物だったってわけか…。
まんまと騙されて誘導されちゃってたのね、あたしは。
「そもそも、ペアの棗がちゃんと紗雪を守らないからぁ!」
「………悪い」
光に注意された梶先輩が、ばつが悪そうに返事する。