【続】意地悪なご主人様
・・・

処置を終えた私は、

病室へと帰った。

・・・

「お疲れ様」

私の頭を優しく撫でながら、

巧は微笑んだ。

・・・

私はその光景がなんだか、

可笑しくて、クスッと笑う。

・・・

「何が可笑しい?」

「・・だって、

この子が出来てるってわかってから、

巧のイジワル心がどこかに

いってしまったんですもの」


・・・

そ、それがいけなかったのかしら?

・・・

次の巧が見せた表情で、

ちょっぴり後悔した。
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