【続】意地悪なご主人様
だって・・・

微笑んだその顔は、

あの意地悪な微笑みだったから。

・・・

「・・た、巧?」


「もちろん子供は愛するし、

色々手伝う。でもな?

オレを一番に愛してくれなきゃ、

意地悪するからそのつもりで」


「・・・もう」


・・・

私たちは、

目を見合わせて笑った。

・・・

これから3人。

手を取り合って頑張っていこうね?

・・・

私が赤ちゃんの手を握ると、

それを包むように、

巧も手を添えた。

・・・

私にはいつも、

巧がいるから大丈夫。

・・・

そう思えた。
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