【続】意地悪なご主人様
『お疲れ様でした』

皆で言い合い、

会社を後にする。

・・・

帰る途中スーパーに立ち寄り、

夕飯の買い出しをして、

家へと帰った。

・・・

食事の用意をしていると、


「ただいま、いい匂い」

そう言って私を後ろから抱きしめた

巧。


「おかえりなさい」

そう言った私はニッコリ笑って、

巧を迎えた。


・・・

巧は私の唇に、

触れるだけにキスをした。

・・・

そしてなぜか意地悪な笑みを浮かべる。

・・・

「たく・・み?」

目をパッチリ開けて巧を見つめる。


「仕事でライバルになるなんて、

初めてだな?」
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