素敵な?アルバイト

泣いている大地くんの声を聞いてか、
調度帰ってきた修二さんが、急いで部屋にやってきた。


「どうしたんだ?大地泣いてるぞ!!」

修二さんは私を睨み付けながら言ってきた。



そして私は、今日の出来事を話した。

それを聞いて大地くんを私から離し、抱きしめた。




「もういい・・・バイト終わりで。」



修二さんはボソっと言う。


え?私は理解できずにいると
今度は大きな声で言い出した。


「聞こえないのか?解雇だよ!!
大地を泣かせる奴に、大地は任せない!!
もう二度と戻ってくるな!!」


そう言われた・・・


悪いことした?
親だったら子供を怒るよね?


部屋に戻り、
私は無言でまた荷物をバック入れた。
箱に入ってる荷物は、旅行から帰ってきたおばさんに送ってもらおう。



持てる範囲の荷物を手に、武田家を出ようとした。

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