ビー玉
「全然ちがうな。




新入生の名簿で名前見つけた時からだよ。




で、入学式でもう真菜を見つけてた。



全然変わってないんだもん、お前」







そう言って笑うけんちゃんは、






あたしのことをその時初めて真菜と呼んだ。







ものすごく、さらりと自然に。






涼し気な顔をして。













「…けんちゃんだって、


ほとんど変わってないじゃん」







あたしがぽつりと呟くと、「聞こえてるぞ」と小さく額を小突かれた。











そうやって二人でくすくすと笑い合って。









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