彼のいたずら
彼氏がいるのに背中で……
こうして川の字で寝るのは何年振りだろう。

彼氏の勇太とその双子の兄の隼人と私。

同い年の彼らが近所に引っ越してきたのは小4の時。就職を機に三人とも一人暮らしを始めるまでは、よくお互いの家を行き来していた。

勇太と付き合い出したのは最近。仕事が忙しくて暫く疎遠になっていたのに偶然飲み会の店が重なって、トイレで出くわした時は本当にびっくりした。

双子の兄弟は性格がま逆なのに昔から仲が良くて、勇太と付き合うようになってから隼人も合わせて3人で飲みに行くことが増えた。今夜は勇太の部屋の近くで飲んで、そのまま泊まることになった。
< 1 / 3 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop