助けて


疾風は、


「気持ち良かった。
もういい。
寝ろ」


っと言ってズボンとパンツを履いて、早紀の部屋から去った。




ズキンズキンと痛む身体で這いつくばりながら鞄に服をつめて小遣いのお金を詰めた。




静かな家の早紀の部屋の鞄を持ちながら





そぉっとドアを開けて忍び足で階段を降りた。





怯えながら時々、2階のママと疾風の寝室を見つめて大丈夫だと確認しながら。




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