助けて
13歳

ママが?

ありさを陥れるようにミチローに頼んだのに一向にありさは、どん底に落ちない。



早く、


早くと願っているのに。



イライラしながらミチローと逢う約束をstar brand-newホテルで待ち合わせをした。




人に聞かれたくないから最上階の1室にミチローを呼んだが来ない。



約束の時間は、10時だった筈。




カチカチと時計は、存在感を示すように針が回っていってる。



疾風は、広々とした部屋のソファーに座りながら



ピンクシャンパンを飲みながらイライラを消すように飲んでいる。



紛れるはずもなく



ごくごくと飲んでいる。




ミチローの奴。




何を考えて遅れているんだ。




俺を待たすなんていい根性してるな。



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