助けて


「ごめんなさいね。
美智さん、約束があったのでは?」


って、美智さんとありさは、喫茶店で待ち合わせをした。



疾風は、ミチローと言ってるらしいがありさは、ミチローと呼ぼうなんて思わない。


「いやぁぁぁぁぁ。
ありささんに呼ばれるなんて、光栄です」


疾風ほどのカッコいいって感じではない。


笑ったら目じりに皺が出来て、やさしそうな雰囲気で普通より上って感じ。



疾風と約束をしてる事も知ってるし、理由も予想はついてるがわざと待ち合わせをした。




疾風と同じ時間に約束をしてありさの方に来た美智さんは、満面の笑みで微笑んでる。




「それより、話って何ですか?」



ありさの顔をみつめなからコーヒーにスプーンを突っ込んで



ぐるぐる回しながら聞いてくる。





< 209 / 236 >

この作品をシェア

pagetop