BLACK CAT

『忙しいときにすいません…この子見てもらえますか?』

「あぁ、いいだろ」

俺は彼女をベッドに寝かせた

神無月さんが診察している間、俺達は部屋の外で待った

「龍、入ってこい」

『はい』

部屋に入ったとたん目に入ったのはガーゼや包帯が巻かれた彼女だった

「お前、この子何処から連れてきた?」

『下坂公園に倒れてた』

「そっか…この子、もしかしたらDV受けてるよそれもかなりひどいね…体のあちこちにアザや煙草の焼き跡がある、それに、ちゃんとご飯も食べてないようだ」

『…』

俺は言葉が出てこなかった

無性にこの子を救ってやりたくなった

診察を終えた神無月さんは、急患がた入ったらしく急いで帰った












< 10 / 14 >

この作品をシェア

pagetop