ヒトメボレ~恋する乙女~
「行ってきま~す」

今日、1学期最後の日にまたしても、私は遅刻をした


「あ~、なんで今日も朝ご飯スイカなのよ!!」


そう、またスイカ一玉を右脇に抱えながら私は玄関を飛び出した、、、



「もう、ホントに重たいのよね、コレ」

呟きながら、学校に向かおうと走り出す瞬間に、予想外の声が背中の方から聞こえてきた



「朝から、そんなの食べるの?」


その声は笑いながら言う


私は、走り出そうとしていた足を止め、声のする方を振り向いた---

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