* pain *
3年目の朝も相変わらず京ちゃんからの着信はなかったし、


いつもの重苦しい朝の光景と何一つ変わってはいなかった。






さらさらと雨の降る鈍色の窓の外の風景が、

京ちゃんを焼いてしまったお葬式の日を思い出させて胸がぎしぎしと痛かったけれど








それでも決めた。






大丈夫。






一人でも行ける、怖くない。






大丈夫。






何となくだけど、




本当に何となくだけど…、










あそこに行けばあなたに、会えそうな気がするの。




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