桜が咲いたら
ばっと体を起こして画面を覗くと、

ディスプレイに表示されていたのは、未登録の知らない番号。



だけどあたしには確信があった。










「今家?

出てこれる?」






受話器越しに響く、武蔵先輩の声。






「こないだの公園にいるんだけどさ、

渡したいもんあるから」





「行きます!」






すぐに。











「冷えてっから、

厚着してこいよ」





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