桜が咲いたら
「合格、

おめでとう」






「はい、

ありがとうございます」





「春からは先輩後輩だな」





「はい」







「合格祝いに美味いもん奢ってやるよ。

約束したろ」






「それって、

デートですか?」






「さぁな」






おかしそうにそう言ってブランコの手摺にゆっくりと腰掛け直す先輩の笑顔と声は、



どこまでも優しかった。

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