大人の関係
「さあ、次の予定もあるから急ぐわよ」
「えーと、お支払いは?」
「お姫様はそんなことを気にする必要なし!」
潔くそう言い張って、奈津はもうお店を出ようとしている。
慌てて奈津を追いかける。
その調子で、靴、バッグとお店を回り、その度に全くもって美沙が普段手に取ることすらないような物を身に着けて店を後にする。ということを続け、いつの間にか美沙であっても美沙ではないような姿に出来上がっていた。
そして、奈津は少し遅いランチへと向かって車を走らせている。
「素敵。なんかこういう『俺仕様に仕立てたぞ』的なことしてみたかったのよね」
と男性のような発想の言葉をしみじみ呟いていた。
「美沙ちゃんはコーディネートし甲斐があるわね。背もあるし、美人だし」
「全然美人じゃないですよ!」
「美沙ちゃん、女の子はね、みんな『お姫様』なのよ。私なんか。とか思っちゃダメ。少なくとも今日一日は『お姫様』!!いいわね?」
「・・・はい」
奈津の有無を言わせぬ迫力に頷くしかなかった。
「えーと、お支払いは?」
「お姫様はそんなことを気にする必要なし!」
潔くそう言い張って、奈津はもうお店を出ようとしている。
慌てて奈津を追いかける。
その調子で、靴、バッグとお店を回り、その度に全くもって美沙が普段手に取ることすらないような物を身に着けて店を後にする。ということを続け、いつの間にか美沙であっても美沙ではないような姿に出来上がっていた。
そして、奈津は少し遅いランチへと向かって車を走らせている。
「素敵。なんかこういう『俺仕様に仕立てたぞ』的なことしてみたかったのよね」
と男性のような発想の言葉をしみじみ呟いていた。
「美沙ちゃんはコーディネートし甲斐があるわね。背もあるし、美人だし」
「全然美人じゃないですよ!」
「美沙ちゃん、女の子はね、みんな『お姫様』なのよ。私なんか。とか思っちゃダメ。少なくとも今日一日は『お姫様』!!いいわね?」
「・・・はい」
奈津の有無を言わせぬ迫力に頷くしかなかった。