大人の関係
3人掛けのソファに美沙と長野は並んで座った。
とても座り心地のいいソファだ。


応接間、といった部屋なのか。
真ん中にソファセット。


かなり広めの部屋だが、ソファセット以外に何もない。
なのに不思議と居心地のいい部屋だ。


「コーヒー?紅茶?ハーブティもあるわよ。よければ抹茶点ててもいいし」

壁だと思っていた部分が収納家具になっているようだ。
扉を開くと簡易キッチンになっていた。
その中で隠されていたポットでお湯を沸かす。

隣の扉も開けると、カップ類が並んでいるのが見える。
よく見ると壁一面分、収納になっているようだ。
その造りに気を取られ、返事がすぐに出なかった。


すると美沙も長野も答える前に、手を挙げ
「じゃあ、玻璃特製の美人ブレンドハーブティにしまーす」

「じゃあ。って・・。ナツ。何にも言ってないって」

長野の言葉は完全に無視し、美沙の顔を見てにっこり笑う。
「いい?」

つられて美沙も笑顔を返した。
「美人ブレンド、お願いします」
「マサくん。ほーらね」


「かなわないよ」
長野はお手上げ、のポーズを取る。
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