そしてキスからはじまった
昼の2時過ぎ・・休み時間になった携帯

ヤバ・・授業中じゃなくてよかった。

ディスプレイを見るとルイ・・と何年経っても気になって甘酸っぱい気持ちにさせる彼の名

私は急いで携帯をとった。

「ルイなの?」と・・彼は私を覚えてくれていた・・うれしい

彼は私にお願いがあるというジュリアという子の家に行って様子を見てきてほしいと

彼女は彼の何?何年も音信不通の女に連絡を取らせるほどの仲なの?

妹みたいな存在・・友達の好きな子・・きっと可愛い子だろう

軽い嫉妬を感じるけど

ルイの役にたちたい・・頼み事をされるのは信頼されてるからと思い直し

私はルイから送られてアドレスとグーグルの写真を持って車に飛び乗った。

この街は車では移動できない街で近くに車を置いて歩いて彼女に家を探した。

さすが三銃士の舞台の街だ・・石畳・・町並み・・雰囲気があって美しい

帰りはあのレストランで食事をしてみたい。

観光客のようにキョロキョロしてしまった。

彼女の家は街中から少し外れたところにあった。

可愛く小さな二階建ての家・・蔦が絡まるレンガ造りの建物

裏に回ると庭があった。

きっと可愛い花が咲降ろうと思われる庭ももう何ヶ月かは手入れされてないように思われた。

玄関に回ってドアを叩いた。返事はない・・声をかけても物音一つしない・・

誰もいない・・留守?・・少し外出しているだけだろうか?
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