そしてキスからはじまった
しばらく玄関で待っていたが何もなかった。

近所に聞いてみるか?

隣の玄関に立ってドアを叩いた。

「は~い」

あ~よかった。誰かいる。

出てきたのは明るそうな女の人・・ママぐらいの

「あの~隣は留守なんでしょうか?」

「えっ?ええ・・」

何か煮え切らない

「あの~私・・ジュリアさんが心配してるというので様子を見てきてほしいと頼まれたんですけど」

「ジュリアに?」

ジュリアがどうしたとバタバタと奥から誰かが出てきた。

眉間に皺を寄せて私よりも年上だろう男の人・・背が高くて怖い

「あんたジュリアの友達?」

相変わらず怪訝そうな顔をして私を見る

「・・いえ・・私はジュリアさんの友達に頼まれて様子を見に来ました。電話をしても出てくれないそうで
他に連絡先も知らないそうで」

「俺の連絡先もわからないのかよ・・まあジュリアらしいな」

どんな子か分からないけど抜けてるのかな?

「あんた・・せっかく来てくれたから入れば」

さっきとうって変わってにっこり笑った顔が少し可愛いと思った・・

よく見るとイケメン・・少しキュンとなった。

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