そしてキスからはじまった
私は片時も紫音から離れたくなかった。
家に居る時はずっとくっ付いて離れなかった。
紫音もそんな私を嫌がらず抱きしめてキスをしてくれる。

紫音は優しいね。
ねぇ紫音…いつまで私のそばにいてくれる?
何にも無い…汚れた私…
紫音にはふさわしくない。
そんな事は分かっている。

でももう少し紫音のそばにいさせて下さい。
彼が私の元を離れるその時まで…

そして彼がいなくても生きていける強さを下さい。

そして私は神様のいじわるだろうか?
私に強さを与えてくれなかった…
< 149 / 274 >

この作品をシェア

pagetop