そしてキスからはじまった
何時間たっただろう
外が少し明るくなってきた頃

バンと音がして寝室のドアが開けられた。

とっさに体にかけたタオルケットを握り締め顔を隠した。

乱暴にタオルケットをはがされ


「こんな所にいたの?ベッドにいないから心配したよ」

冷たく上から言われた。

いつもの紫音じゃないみたい。怖い。

「ご、ごめんなさい…。起こすといけないと思って…」

私はソファーの端に寄った。

「そうか…俺はジュリアが俺と寝るのが嫌なのかと思った」

そう言いながら私にまたがるように身体を寄せてきた。

私の髪をかきあげながら頬を撫でる。

まだお酒の匂いがする……そしてあの香りも

乱暴に頬を撫でられる。まだ酔ってる?

頭を片手で引き寄せられて乱暴にキスをされた。

あの人とキスした口でキスしないで

「い、いや〜」

私は顔をふってよけた。


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