そしてキスからはじまった
なんて綺麗な景色だろう・・俺の町のあの丘に似ている・・
ジュリアはどこだろう?丘の上としか聞いてこなかった、もっと目印を聞いてくれば良かった。

木々の間から出れるところがあった・・
「グス・・うぇーん・・しおん・・しおん」
俺?見れば川のほとりで膝を抱えて子供みたいに泣く愛しい彼女
俺の名前を呼んでくれるの?期待していい?うれしくなって俺は
「はい」と答えて彼女を後ろから抱きしめた。
夢だと思っている彼女が可愛い・・

彼女に触れたい・・抱きしめてキスをしたい・・
再会した日、他の女にキスしてた俺…
あんなことをした俺は拒絶されなかっただけよしとし、はやる気持ちを押さえた
本当は君を追いかけてきたんだ・・そんなことは言えない俺は一年間リヨンに留学するんだと言った。

紅茶をごちそうになって帰ろうとする俺の手を握るジュリア・・そんなことをされたら俺は「止められない」じゃないか

ジュリアを押し倒してキスをした・・
熱くなるからだ・・触れたくて触れたくてどうしようもない・・
俺は彼女の服を脱がした。
愛してる・・俺のものにしたい・・

俺はジュリアのキスマークのない真っ白な肌に俺のしるしをつけていく・・
全て俺のもの・・俺は舌で唇で彼女の全身にキスをする…

俺の下で赤く色づき熱く見つめる彼女は美しく、妖艶で・・
俺は彼女を離せなくなってしまった。
ひと時も離れず抱き合ってキスをし、そして愛し合う。

幸せだった・・彼女の作ったご飯を食べ、今日あったことを話して笑い合って

大学が始まるのに合わせて俺たちはリヨン駅の近くのアパートで一緒に暮らし始めた。
親父が用意してくれたマンションは豪華すぎてジュリアに怪しまれる
俺は大学に近いからと普通の学生が住んでもおかしくないアパートにしてもらった

俺は学校に少し慣れたころ留学生の先輩からアルバイトを紹介された
昼はカフェで夜はバーになる店で店員はみんなイケメンを揃えているそうだ
日本人がオーナーで時給がいい・・
俺はオーナーと言う女にえらく気に入られて働くことになった

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