そしてキスからはじまった
シオンから早速、夜メールがあった。
サイズ直しと文字を入れて欲しい、8月には受け取りたいと
私は分かりましたと出来たら連絡しますとメールした。
ジュリアは次の日の午後、1人でお店に現れた。
まっすぐ天然石の所に行った。
やっぱり気に入ったんだ…
だってこの石、彼の瞳の色に似ている。
マラヤガーネットは黄色いとかもあるけどこれは赤っぽい紫…
とっても綺麗な色
「マラヤガーネット…心を奪うと言われてます」とにっこり、いやニヤついてたかもそういうと彼女は怪訝な顔をしながらもうなづいてペンダントに出来るように皮の紐をつけた。
プレゼント用ケースに入れて買って行った。
彼へのプレゼントかな?
嬉しかった私はルイに一連の事を報告するために連絡した。
興奮して喋る私に
「よかったよ。」と冷静に返された。
「う、うん、…じゃあまたね」と電話を切った。
少し沈んでいるような気がしたのは気のせいだろうか?
< 231 / 274 >

この作品をシェア

pagetop