そしてキスからはじまった
俺とジュリアはライブハウスの楽屋で一緒に勉強するようになった。

もっぱらジュリアが俺のよこで本を読み

俺がジュリアに英語を教わっていたけど

そしてなぜかあいつもいつのまにかそこにいるようになった。

相変わらず女の香水の匂いを時折させて・・

ジュリアは香水をあまりつけない・・

フランス人では珍しい・・

ハーフだからだろうか・・

体臭のあまりない日本人なんて本来香水なんてつける必要がないんだ

俺は香水のつける女は嫌いだ・・

だから紫音の周りの女も嫌いだ・・

そんな女と付き合う紫音も嫌いだ・・

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